台形ドリッパーで先日ご紹介したのが”メリタ”。
台形ドリッパーといえばもうひとつ、”カリタ”もあるんです。
え??メリタ?カリタ?違うの???
そう、名前が似ているけど違う会社なんです。
メリタはドイツ、カリタは日本。
なんてややこしい名前を付けたのでしょうか…。
しかも同じような台形ドリッパーだしね。
でも見た目が似てるようでも結構違うもんなんですね~。
とりあえず見ていきましょう。

101・・・1~2杯用
102・・・2~4杯用
103・・・4~7杯用
104・・・7~12杯用
大きさで多少の違いはありますがリブは大体下から上まで。

底に穴が3つ。
このリブと3つの穴でお湯の抜けが良いため、注ぐお湯のスピードで味の出方が変わります。
メーカー推奨の抽出方法としては3~5回に分けて注湯をするというやり方。
メリタ編を読み返してみるとメリタは1つ穴で一気にお湯を注ぐ抽出方法でした。
そして比較的味の出方は安定してましたよね。
似たような見た目でもこれだけでもだいぶ違うということがわかります。
同じ粉の量でメリタと同じような味にするには、
カリタのほうは少し細かめに挽いたほうがよさそうです。
さて、お次に、
同じカリタでも比較的新しく開発されたもので、
全く違う構造のドリッパーもあるんです。
それがウェーブシリーズ。
こんな感じ☟

あら、シュッとしててかっこいい~~
155・・・1~2杯用
185・・・2~4杯用
中はこんな感じ☟

特徴としてはこのドリッパー、リブが無いんです。
そして底が平らになっていて3つの穴があります。
えーーーリブが無かったら効率よく落ちなくて雑味でやすいんじゃないの~?
と思うかもしれませんが
(ここでそう思ったあなた、もうドリップ理論が頭に入ってる証拠!素晴らしい)
実はこのドリッパーはフィルターにも凄く特徴があるんです。
ウェーブ用のフィルターはこんな感じになってます☟

わかりますかね?
ウェーブっていうのはフィルターがウェーブしてるってことだったんですね。

横から見るとこんな感じ。
下は平らなので自立。
このフィルターの波の部分がドリッパーと接触してリブの役目を果たすんです。
底が平らになっていることで台形や円錐形のドリッパーと比べると粉の層の厚さは薄くなります。
なのでお湯の抜けるスピードは速いのですが、
ウェーブ構造にすることで紙フィルターとコーヒー粉との接触面積が大きくなり、
抽出効率がアップします。
また、底が平らなので中央にお湯を注ぐと遠心上にお湯が広がり、粉に均一になじみます。
この構造により多少注湯スピードにブレがあっても味に差が出にくくなるという優れもの。
そして3つ穴でお湯がスムーズに落ちていくので、
しっかりと味は出るけど過抽出がおきにくくとてもクリアなコーヒーに。
このウェーブドリッパーとても人気が高くてお店で使ってるところも多いです。
でもちょっとお高めなんですよね~
それでもステンレスやガラス、陶磁器、銅だったりと素材も様々で見た目もよいと。
お金かかってもスタイリッシュにキメたい方にとてもおすすめなドリッパーです。
私はカリタは台形のドリッパーとウェーブのステンレスのものをもっています。
最近あんまり使ってなかったのでまたこれを機にウェーブドリッパーをレギュラー入りさせよっかな。
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